ウィーン・モダン~クリムト、シーレ世紀末への道~展

いよいよ2019年11月1日から4日迄、オーストリアのウィーン、シェーンブルン宮殿にて開催の~第27回国際平和美術展~が近づいてきました。

 

本展を目前に、現在大阪の中之島にある、国立国際美術館にて~ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末への道~展が2019年12月8日まで開催中です。

 

今年6月の、横浜での国内での同展覧会開催の時も、東京上野でクリムト展が開催されていて、今回も日本・オーストリア外交樹立150周年記念としてウィーン・モダン展が開催されていました。

 

行きたいけど、大阪だしな・・とまたもや躊躇していた所、友人より『ウィーン・モダン展のチケットが手に入ったから』と連絡をいただき、ありがたいことに自然と導かれて昨日行ってきました。

 

今回、日本・オーストリア外交150周年の公式行事として開催される、国際平和美術展に出品させていただいたのに、ウィーンの文化や歴史について本当に知らないことだらけで、下調べになるちょうど良い機会になりました。

 

世紀末のウィーンは、それまでの王侯文化から一気に、実用性を考えた新しい芸術が生まれ、建築家のオットー・ワーグナーや、画家のクリムト、シーレなどモダンデザインが花開きます。

 

本展では、18世紀のマリアテレジア時代からモダンデザインへと、移り変わるアートシーンを順を追って展示されていて、アートだけでなく時代背景も知ることができてとても面白かったです。

 

 今回とても驚いたのは、クリムトの描いた服飾デザイナーのエミーリエ・フリーゲの肖像画の写真撮影が許可されていたことです。

 

こちらの作品が、今回見ることができたのは、普段展示されているウィーン・ミュージアム・カール・スプラッツが、現在改築工事の為でした。

 

エミーリエ自身は生涯この肖像画を気に入っていなかったそうですが、クリムトが唯一死に際に呼んだ女性とあり、作品からは彼女への愛情あふれる視線をとても感じました。

 

これまでウィーンとは、音楽の都という華やかなイメージが大きくありましたが、本展を通してアートシーンにおいて激動の時代を経て、王立文化だけでなく人々の暮らしに近い場所で、沢山の素晴らしい芸術が生まれたことにとても興味を持てました。


ここまで、ウィーンで開催の自身の国外展に行くかどうか、10月のパリ行きと重なる事もあり、本当に悩みましたが、人生が後押ししているのがはっきりわかり、この展覧会を観て行く決心をしました。

 

11月、この気持ちを大切にスーツケースに詰めて、元気に行ってきます。(2019.9.29 Kuni)