大津京の桜

~咲麗を辿って歴史と文化に出会う街~

 

 麗らかな春に咲くことから咲麗~サクラ~という名前が桜の由来になったと伝えられています。そんな桜が溢れる我が街大津京では、桜を辿ると史跡や名所に出会えます。こちらでは2020年の春、桜をスケッチしながら訪れた、沢山の歴史と文化を一部お伝えいたします。

柳ヶ﨑湖畔公園

2002年に市民の憩いの場としてOPENした、柳ヶ崎湖畔公園には、美しい桜並木やヘレンケラーの来日時に植樹された桜の孫桜などに出会えます。施設内のイングリッシュガーデンには、藤や姫リンゴの木などもあり、桜以外も春の花で溢れています。

近江神宮

近江神宮の紋章は桜にさざ波紋とあり、境内では様々な種類の桜に出会えます。世界平和を願って育種された早咲きの桜~陽光~が、参道を美しいピンクで染め上げます。深い緑の参道に、落ちた花弁がピンクの絨毯のように広がって幻想的な風景を見せてくれます。

皇子山公園

皇子山公園から西大津バイパスにつながる場所に、早咲きのハツミヨザクラの庭園があります。ハツミヨザクラは寒緋桜と啓翁桜を親に持つ可愛い薄ピンクの早咲きの桜です。広い敷地のこちらの公園では、この桜以外にも沢山の春の花に出会えます。


三尾神社

国創りの神様で知られる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)がお祭りされています。琵琶湖疎水沿いにあり、兎が神のお使いとされています。縁結びの神様として霊験あらたかです。

琵琶湖疎水

琵琶湖の水を京都へ運ぶ、琵琶湖疎水では、例年3月の終わりから4月のはじめまでライトアップされていて、夜桜が楽しめます。昼間とは違う幻想的な桜に魅了されます。

三井寺

開祖智証大師円珍和尚により建てられ、正式名称を「長等山園城寺(おんじょうじ)」といい、天台寺門宗の総本山です。疎水沿いと同様に桜のライトアップを楽しむことが出来ます。


宇佐八幡宮

宇佐八幡宮は1065年に源氏の武将源頼義によって建てられました。戦国時代には、織田信長が家臣森可成(森蘭丸の父)に命じて築かせた城があったところで、その後明智光秀もここから指揮を執ったとされます。

皇子山古墳

皇子山古墳は大津京が遷都されるよりもはるか昔から人々が暮らし、近江で最も古いと言われているのが皇子山一号古墳です。古墳のある高台からは、大津京の街と琵琶湖を一望できます。

廃寺跡

廃寺跡は、古くから古瓦が多数出土することで知られ、昭和3年(1928年)の発掘調査にて、塔、金堂、僧房跡などが見つかりましたが、現在も寺院名が特定できず、南滋賀廃寺となっています。


書籍 大津京の桜 ~咲麗を辿って歴史と文化に出会う街~ は2020年発行予定です