滋賀の鳥たち 画集 びわ湖の畔で出会った宝物

私の住む滋賀県には豊かな自然がありそこには沢山の鳥たちが暮らしています。

しかし近年びわ湖への渡り鳥の越冬数の減少やレッドデータにて

希少種に指定される鳥たちが増えています。

この愛らしい姿を子どもたちの未来へ残していけますように、願いを込めて

人と共に暮らす鳥たちの姿を描いて書籍にまとめました。

 

  

2018年5月24日発行 

須田 久仁 著

定価¥1.000(税別)

書籍サイズ 148㎜×210㎜ 本文38ページ

こちらの本は 国立国会図書館滋賀県立図書館大津市立図書館、むあ文庫 にてご覧いただけます。

BRANCH大津京内の まちづくりスポット大津 でもご紹介いただいています。

滋賀の鳥たち序文より

はじめに

 

屋外にて植物を描いていると、いつも鳥たちの気配を感じます。

そしてそのさえずりは、こちらの様子をうかがっているささやきだとわかりました。

いつの頃からか、その出会いは偶然ではなくあいさつをしにやってきてくれているのでは?と感じるようになりました。

 

植物を描いているときも、植物は人のことを知りたいと思っているのではないかと感じることがよくあります。鳥たちにとっても同じで、興味津々の様子です。

きっと自然と人を切り離しているものは、人の自然への無関心であって、植物も鳥たちも人のことを自然の仲間だと思っていて、相手を知ろうとコミュニケーションを図ってくれているのです。

 

ただ野生の生き物は、自身で身を守る為に警戒心が強いので、姿をひそめて注意深く相手を観察しているだけです。それは生きる知恵で、人に対してもその存在に他の敵が来ないと知ると、役に立つ仲間として自分たちの生活にとりいれます。そんな鳥たちの姿を見ていると生き物の底力を感じ、生きる勇気をもらいます。

 

鳥たちのように空高く飛び立つ羽を持たない人も、自然に目を凝らし見つめ深く知ることで、自由にたくましく世界を飛ぶことのできる、見えない美しい羽が羽ばたきだすと信じています。

 

今回私は、これまでに琵琶湖の畔の滋賀県で出会った61種類の鳥たちすべてを描きました。特別に野鳥観察をしたわけではなく、街中やスケッチをしていて出会った鳥たちばかりです。約300種類が生息すると言われる、滋賀の鳥たちにこれからも出会っていきたいと願い、今の自然の姿を未来へつなぐためにこの本を捧げます。