薔薇 アルフレッド・ドゥ・ダルマス

今日の薔薇アルフレッド・ドゥ・ダルマスに今から9年前、イングリッシュガーデンにて初めて出会った時の事を、今でも忘れられません。

名札は無く開園から10年ですっかり庭に隠れてしまった薔薇との出会いは、まさしく宝探しでした。

植栽時の記録でこの薔薇の所在を知り、お庭のどこかでまだ存在していると毎日探して、もう見つからないなとあきらめた時、突然咲いたこの薔薇に出会えました。

ジョセフィーヌの時代より古いオールドローズのその香りと佇まいに魅了されながら、出会えた喜びで一心に描きました。

あの時描いた薔薇はすでになく、いつかもう一度描きたいなと思っていました。

先日、イングリッシュガーデンの別の場所で、輝くように咲いている薔薇に出会い、こちらも名札がなかったので、描こうかどうしようか悩みましたが、以前描いたようなとても懐かしい感覚があり、スケッチして帰ってから調べる事にしました。

そして、私の一冊目の薔薇の本を見て、特徴的な蕾や花形から、アルフレッド・ドゥ・ダルマスだと思い出しました。リニューアルOPEN後の、2017年に新たに植栽された同種です。

ダルマとはインド哲学でいうところの、宇宙や全ての存在の役割のような意味があるそうです。そしてカルマとは縁や業と言われ、原因と結果の法則を意味します。

今日この薔薇を仕上げていて、数年音信が途絶えていた父から、手紙が届きました。

宇宙のダルマは思考の及ぶところではありません。だからこそ私に出来ること、皆様の幸せを祈りながら、これからも薔薇を描いていきます。